5月はなんだか色々あって大変だったなぁ。
と思っていたが、6月に入ってからも結構忙しい感じだ。
そんな中、通勤中に文庫なんぞを読んだりしているのだが、今読んでいる短編集の「太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1)」にて、興味深い文章があって色々考えた。
物語中で進行役を務める人物が、とあるエンジニアに対して、"彼の行動の背後にある理由づけ"を下記の様に表していた。
世間に対する気がねなどは全然なく、(少し略)~、彼は万難を排して、自己に対するみずからの評価を守らなければならなかったのである。それなくして、人生に何の価値があろう───
太陽系最後の日 (ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 1)
短編「破断の限界」 (原題:Breaking Strain)より
理系だとか、エンジニアという人種はなんだかそういう面があるなあ。判るだろうか?
物語上の狂言回しでもあるこのエンジニアのこの行動原理は結局、『小器用な自己満足』という一言でも言い換えられている。
なんとなく身につまされる感がする一方で、そうあれかしと思わなくもない。
世間体のためでなく、小器用な自己満足のために万難を排する努力をするというのは(たまには)いいもんだ。
逆に言うと、万難を排する努力をしなければ小器用な自己満足さえも得られないとも言えるなぁ。むしろそちらが真なのかもね。
これが判らない、というのは多分普通であって一般の方だと思う。
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